三嶋亭 本店とは
「散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がする♪」
明治6年(1873年)創業で140年以上続く京都を代表する老舗のすき焼き屋さん。現在は5代目の方が料理人をされています。すき焼きの他にしゃぶしゃぶ・オイル焼きを選ぶこともできます。
精肉の販売コーナーもあって、すき焼き用・しゃぶしゃぶ用・切り落とし・しぐれ煮用・カレー用などの牛肉を買うこともできます。すき焼き弁当やコロッケも販売しています。
本店以外に「三嶋亭 高島屋京都店」「三嶋亭 大丸京都店」、姉妹店の炭焼きステーキ店「翁樹庵」があります。
京都で牛肉を食べたいなと3週間前に予約。予約時にどのコースにするか聞かれます。
三嶋亭 本店のメニューは
お昼
・お昼のコース8,591円(税込)
すき焼き・オイル焼き・水炊き(しゃぶしゃぶ)から選べる。お肉は110g。
コースには小鉢・牛肉・野菜・卵2個(すき焼きのみ)・ご飯・しぐれ煮・香の物・果物付き。
・牛肉の追加 1人前 2,420円
・野菜の追加 1人前 1,815円
夜
・月コース 17,545円
お肉の追加 ロース1人前 4,840円
ヘレ1人前 6,050円
・極上月コース 21,780円
お肉の追加 ロース1人前 6,957円
野菜1人前 2,420円
上記2種のコースには八寸・牛肉・野菜・卵2個(すき焼きのみ)・ご飯・みそ汁・しぐれ煮・香の 物・果物付き。
・花コース 24,200円(2日前までの要予約)
前菜数品・菓子と薄茶付き。
飲み物
・ビール(アサヒ・キリン・サッポロ) 907円
・ビール(プレミアムモルツ・エビス) 1,089円
・日本酒各種 徳利 968円~ 京都の日本酒が多めのラインナップ
・その他一通りのアルコール類
三嶋亭 本店でお昼のコースを食べてきた
老舗の立派な店構え。アーケード内入口の角地にある。3階部分がアーケードの屋根にかぶってしまっている。
店内の客層は外国人もちらほら。外の道を歩く外国人の多さに比べれば割合としては10分の1程度。京都の中心地はもう外国人だらけですが店内の多くは中年以上の日本人でした。席に着くとまずお茶か水か聞かれ、予約メニューの確認。
まずは付き出しから登場。
牛肉のぬた 長ねぎとお揚げ入り
白胡麻和えに酸味もしっかり。歩いて疲れたところに酸味がすっきりと癒される。
続いていきなりの本丸。牛肉の登場です。(写真は2名分)
仲居さんが焼いてくれます。
牛脂をひいた後に、砂糖を鉄板に振りかけていました。焦げ付き防止にもなるそう。
結構な量の砂糖をかけているので最初驚いてしまったけど、お肉や野菜を食べてみると砂糖が全然気にならなくて、それにまた驚いた。
市販のすき焼きの割り下では甘すぎになること間違いなし。こちらの秘伝のお店の割り下だからこその焼き方だ。
さしが十分に入った美しき肉。お若い方だが慣れた手つきで所作もきれい。
お肉を焼くところから始まり、野菜が焼かれ、そしてごはんとお漬物、牛肉のしぐれ煮の登場。
しぐれ煮が甘さ・醤油の辛さがちょうどよく美味しい!お土産にも売っていたので買いました。
卵の追加がきたのは嬉しい。
お料理はどれも美味しく大満足。仲居さんも接客が心地よく。
隣の席との間隔も広くゆったりとスペースを使えてそれもまた心地よき。
明治時代にタイムスリップしたかのような空間でのすき焼きは格別でした。
余談
客席のある大広間の角に縦・横1.5メートル以上の大きな生け花があり、重そうな枝が何本も客間に向かって伸びていて。仲居さんに「立派な生け花ですね」と話したところ、なんとお店の女将さん自ら活けているそう。女将さんの隠れたおもてなしの技にも感銘しました。写真の技術がなさすぎてダイナミックさがまったく出ない写真で申し訳なき。。
ごちそうさまでした。また来たいです。
三嶋亭 本店のポイント
- 京都に来た際には一度は訪れるべきお店。
- お昼のコースは8,591円(税込)でお肉は110gと十分な量を頂ける。
- 数寄屋造りの広々とした室内で上等のすき焼きを食べれる。
- 仲居さんがお肉も野菜も焼いてくれる。
- 特定の銘柄牛にこだわらず、厳選吟味の黒毛和牛を使用しているのも好感。
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